Vol.802 7.Aug.2020

携帯キーボード 金属製品のサビを取るには

K 携帯キーボード 〜スマホでフルキーボードを使う

by fjk

 スマホで長文を入力するには携帯できるフルキーボードが使いたいが、以下の項目が気になる。

@ 日本語入力システムは使用するホストマシンによって決められているので、キーボードで英数と全角の切替の変更できない場合がある(日本語の入力は「ローマ字入力変換」が基本)。
A 通常はUSキーボードとして認識される場合が多いので、キートップの表記がJISでも異なる文字が入力されることがある。
そこで、以下の3つのBluetooth接続キーボードをスマホ(SH-02M)で使ってみた。
なお、3つのキーボード全てで、”〜”、”Ctrl+Space”、”カナ/ローマ字”など、いろいろと入力モードの切替を試みたが、入力モード切替が行えずSH-02Mではカナ文字入力ができないようだ。

1.REUDO RBK-3000BT (単4電池2本)
@ 「ローマ字/英数字」入力の切替は”半角/全角”キー、又は”Shift+Space”。
A 補正モード切替:FNキーを押しながらTABキーを押し、その後TABキー、FNキーの順に離す。
※キートップ通りの入力ができ、キー配置も普通のキーボードと同じ感覚で使えるREUDOが一番。
※ポケットに入れて持ち運ぶにはちょっとおきいかな(畳んだサイズ:145x98.5x19.5mm)。
2.Riitek RT-MWK2 (充電端子がマイクロUSB、LEDライト仕様のもの)
@「ローマ字/英数字」入力の切替は”Shift+Space”。キー配置はオリジナル。
Aスマホの「システム/言語と入力/物理キーボード/K02 BLE Keyboard/キーボードレイアウトの設定」で「日本語109A配列」を選ぶと、キートップ通りに入力できる。
※スマホより小型(151x59.12.5mm)で、タッチパッドも使え、持ち歩くには最適だが、細かなカーソル制御は難しい。しかし、スマホ画面でマウスカーソルが動き、マウスボタンも使えるのは便利。
3.ELECOM TK-PLP01BK (充電端子はマイクロUSB)
@ 「ローマ字/英数字」入力の切替は”半角/全角”キー、又は”Shift+Space”。
A 専用アプリ(ELECOM Keyboad Layout)をインストール後、ElecomTK-FLP01を選択(手順は上記を参考)。
※キーの配置が変形なのでチョット戸惑うが、慣れれば問題なし。
※ポケットに入れて持ち運ぶにはちょっと大きいかな(畳んだサイズ:145.2x91.8x15mm)。
(広げた状態) (折り畳んだ状態)
上から順に、REUDO RBK-3000BT、Riitek RT-MWK2、ELECOM TK-PLP01BK


S 金属製品のサビを取るには

by fjk

 雨の日に部屋の片付けを行っていたところ、古いハーモニカが出てきた。中学生の頃に使っていたものだが、放置していたせいか、かなりサビが発生していた。処分しても良いのだが、吹いてみるとまだ音が出る。そこで、サビを落とせないか、サビ落としの方法を調べてみると、@重曹などのアルカリ系薬品を使う。Aクエン酸などの酸性薬品を使う、B研磨剤で表面を研磨する、の3つが代表的な方法のようだ。そして、金属の種類によってこれらを使い分ける必要があり、簡単にまとめると以下のとおり、

材 質 重 曹クエン酸研磨剤専用クリーナ備考・コメン
浸漬後、布やブラシで磨く
ステンレス ×表面の保護膜を剥がさない事
金  (金貨) ×××柔らかい布で乾拭き
銀  (銀貨) ×重曹浸漬後、指でこする
銅・黄銅 (10、5円貨) 浸漬後歯ブラシ等で磨く
ニッケル (50,100円貨) 研磨剤を布に塗布し軽く拭く
アルミニウム(1円貨) ××化学的方法は厳禁!研磨のみ

○:お勧め、▲:他金属を溶かす恐れがある、△:研磨力が強く傷を付ける恐れがある、×:使ってはいけない、−:ほとんど効果なし

@アルカリ系:
重曹(PH8.2、炭酸水素ナトリウム、研磨にも使える)、セキス炭酸ソーダ(PH9.8、研磨には使えない)など
A酸性系:
クエン酸(お湯で溶かす)、レモン水、ソース、ケチャップ、醤油、酢、酸性洗剤(サンポール)など
B研磨剤:
金属磨き(ピカール)、歯磨き粉、クレンザー、コンパウンドなど
C専用クリーナー:
ほとんどが研磨剤入りで、強力なものが多いので、磨きすぎ・浸漬しすぎなどに注意

【作業の注意など】
・表面に汚れがある場合は、サビ取り前に中性洗剤で洗う。
・錆は水分が残っていると発生しやすいので、洗浄後は必ず乾燥すること!
・風呂周りのもらい錆には重曹やハイドロハイター(粉末還元漂白剤)など。

 ハーモニカを分解し、部品をクエン酸液につけ(銅のサビは溶けたがSUSは無反応)、歯ブラシでこすった後、さらにピカールで研磨してみたが、なかなかサビが落ちないので、#2000の紙ヤスリで研磨。リードを傷つける恐れがあるので、完全なサビ落としはできなかったが、それでも、重曹に漬けもみしたSUSはサビでくすんだ状態から、顔が写るほど光沢のある綺麗な状態になった。
洗浄前(くすみ有) 洗浄中 洗浄後 組立後(光沢有)


携帯キーボード 金属製品のサビを取るには