Vol.810 11.Dec.2020

ローレベル(物理)フォーマット M.2-NVMe-SSD 日本海はどうして「日本」海?

L ローレベル(物理)フォーマット

by fjk

 ハードディスク等ではフォーマットを実行しないと使えないが、不良セクタが存在するとWindowsではフォーマットできない。このようなハードに近いディスクの不良に対しては「ローレベルフォーマット」(「物理フォーマット」とも呼ばれる。ハードディスクのMBR等を含む全領域に「00」を書き込む。その際に不良セクターの修復が行われる)を実行すると、不良セクターの代換え処理などを行うことにより、再び使用できるようになることがある(必ずしも再利用できるようになるとはかぎりないが・・)。
 ローレベルフォーマット用のツールとしては、WesternDejital社のData Lifeguad Diagnostic for Windowsが便利である。WD社のディスク用となっているが他社のディスクでも利用(非推奨)することができる。

【全体の流れ】
@Crystaldiskで確認
ADLD.exeを起動
BCrystaldiscで結果を確認
<フォーマット作業前>  <フォーマット作業後>
windowsで認識できなくなったHDD(多分MBRのセクターエラー)をローディスクフォーマットしてみると、C5エラーはなくなったが、まだC6エラー(注意レベル)が残った。しかし、windowsでディスクの認識・パーティション確保ができ、ディスクアクセスが出来るようになった。一時的なデータを保存するディスクとしては使えそう。

【ローレベルフォーマット手順】
検査したいハードディスク上で右クリック。検査開始は Run Diagnostic
  1. QUICK TEST・・クイックテスト、簡易診断
  2. EXTENDED TEST・・フルテスト、ハードディスク全領域診断
  3. ERASE・・物理フォーマット、ゼロフィル、全データ消去
  4. VIEW TEST RESULT・・結果表示
  
フォーマットしたいdiskを右クリック メニューからQuickTestを実行
QuickTestはエラー ExtendTestを実行
ExtenTestもエラー 修復も失敗!
Eraseを実行 Dataが削除されると警告!
FullEraseを選択 Eraseは成功(1TBで約12時間)
TestResultを見てみると 06-Errorがある
再起動後もう一度LLフォーマット2回目はエラーがなくなった
Windowsで認識された 初期化も正常終了しアクセスも可能


M M.2-NVMe-SSD

by fjk

 NVMe(Non-Volatile Memory Express)はインテルをはじめ、サムスン、デルなどが参加する団体で策定されたSSD接続規格である。従来の接続プロトコルのSATA (Serial Advanced Technology Attachment)は転送速度の限界が発生しつつあり、フラッシュストレージによる通信を最適化するための転送プロトコルとして新しく開発された。NVMeを使用したSSDは、通常のSSDと比較して高速でかつ小型であり、大きさは2280(縦22mm、横80mm)が主流で、2.5インチ仕様のSSDと比べても小さい。
 NVMeを使うにはM.2接続端子を使う必要があり、接続規格にはPCIeとSATAの2種類の規格がある。PCIeの方が高速(4000MB/s)であるが、発熱が大きい(放熱用ヒートシンクがほぼ必須)など注意すべき点もある。M.2はSSDの接続端子の規格で、mSATAの後継として開発された。PCIeやSATA3.0、USB3.0といった端子が含まれており、通信機能やストレージなどの機能が追加できる。M.2カードには複数の種類があり、スロット側と異なる規格を選択すると、接続できなかったり、接続はできても動作しないこともあるので、注意が必要。また、端子の形状にも「B Key」、「M Key」、「B&M Key」の3種類がある。

<SATA> <PCIe>
転送速度 普通(600MB/s) 速い(4,000MB/s[Gen3]、
   5,000MB/s[Gen4])
温 度 普通(30℃〜) 高い(40℃〜)
通信最適化 AHCI HDD向け PCIe SSD向け


N 日本海はどうして「日本」海?

by fjk

 北陸に住む人にとって日本海は身近な存在ですが、韓国から日本海の名称を変更するよう要求が出ています。
 ところで、「日本海」(Japan Sea)という名称はどうして付いたのでしょうか?
 蒲生俊敬さんの「日本海(その深層で起こっていること)」(ブルーバックス)によると、1750年にフランスで発行された「日本帝国図」(L'EMPIREDU JAPON)にMERDU JAPON(日本海)と記されていて、1787年に日本海を探検したフランスのラベルーズの「ラベルーズ世界周遊航記」にもMERDU JAPONとして紹介されている。1804年に日本海を航海したロシアのクルーゼンシュテルンが「世界周航記」に「モーリェ・イボンスコエ」(日本海)と記して、彼らにより名称が広まった。さらに遡って、1617年にイタリアで発行された地図にMare Japonicvm(日本海)と記載されたものなどもあるとのこと。そして、日本では1860年代になって、始めて日本海の名称が地図に載せられるようになった。
 すなわち、海外(西欧)の航海者が「日本海」として命名し、多くの地図に記載され、古くからその名称を使っていたことになる。日本が勝手に付けた名称ではなく、「日本海」は世界が先に認めた名称である。ということで、世界が韓国の要求を受け付けなかったのは当然である。
 蒲生俊敬さんは「太平洋(その深層で起こっていること)」(ブルーバックス)も著作されており、この中で、太平洋の中央部にハワイからつながる海山列の北半分に「天皇海山群(Emperor Seamounts)」があり、この海山に歴代の天皇の名前(例えばTenchi)が付けられている。この名称はアメリカのロバート・ディーツが東大に留学後、1954年に米国地質学会の学会誌に記載したことがきっかけとなった。ディーツは戦争中の1941年に日本の「陽光丸」がこの海山群を観測した記録が日本にあることを知り、東大に留学したとのこと。海底山脈は1952年発行の「水路要報」に、東北大学の田村利三朗氏が仮称として「北西太平洋海嶺」と名付けた論文が記載されたが、国際的にはディーツ氏の命名が正式に用いられている。


ローレベル(物理)フォーマット M.2-NVMe-SSD 日本海はどうして「日本」海?