Vol.819 23.Apr.2021

グルーガン(ホットメルト) パルスオキシメーター PC8001画面をSビデオ端子で表示

G グルーガン(ホットメルト)

by fjk

 スティック状の樹脂を溶かして木材、紙、布、プラスチック、金属などを接着する道具で、工作や手芸などに使われる。グルーで一度固定しても、ドライヤーなどで温めれば取り外すこともできる。グルーガン本体は1,000円以上のものが多いが、ダイソーなどの百円ショップ(110円〜330円)でも入手できる。
 そこで、ダイソーで本体(220円、165℃)とグルー(110円)を購入し、3Dプリンタで作った電池の仕切板のひび割れ部の補強にグルーを盛ってみたところ、十分な強度を得ることができた。なお、連続使用時間は20分以内となっている。
 ダイソーのグルーガンは、溶けたグルーの切れが悪く、糸を引いたり、垂れたり、起動には数分、電源スイッチがないなど、気になるところも多々あるが、この価格を考えると充分に使える(スイッチ付きコンセントを利用)。グルーの出る量は多めで広い面積には向いているが、小物の接着には注意が必要。
ダイソーのグルーガン ひび割れた電池の仕切板 グルーを盛ったところ


O パルスオキシメーター

by fjk

 新型コロナに感染し重症化すると、肺が冒され、呼吸困難となる。このような重症化の目安として血中酸素飽和度を測定できるパルスオキシメータが注目されている。酸素飽和度(SpO2)とは、動脈の中を流れている赤血球に含まれるへモクロビンの何%が酸素に結合しているか、皮膚を通して2つの光の透過時の吸収量で測定した値で、正常では96〜99%(96%未満は中等症、93%以下は呼吸不全状態[誤差3%見込み])。数値が低い場合に、必要以上の酸素流入すると二酸化炭素が貯留することがあるので注意!。
 チョット立ち寄った書店でパルスオキシメータが3,000円で売られていたので、衝動買い。
【測定時の注意】
 @ 移動平均値なので20〜30秒待つ。
 A 測定時には手・指を動かさず静止の状態で。
 B 動脈脈動が正しく検知しているか確認。

*末梢循環が悪いと正しく測定されない。
*測定値は簡易測定法なのであくまでも目安!
パルスオキシメータで測定中


P PC8001画面をSビデオ端子で表示

by fjk

 前報(abc818)でPC8001をカラー25行モードで表示できなかったので、RGBtoNTSCエンコーダであるAD725ARZを使って、Sビデオ端子出力で、カラー表示を試みた。なお、回路に試作には、「昼夜逆転工作室」さんを参考にさせていた頂いた。
 AD725ARZはマルツオンライン(Digi-Key)やRSでは1個1,700円程度だが、Amazon(香港)で320円/個で入手できた(納期が約1ヶ月)。AD725ARZは16-SOICなので、ブレッドボードで使うためにDIP変換基板(D016×5枚、ダイセン、500円)も準備した。
 AD725ARZ用のクロックには多出力クリスタルオシレータKCEX03(Kyocera)の14.318MHZを利用した。PC8001のClock(abc818参照)も利用できるが、KCEX03を使った方が表示が安定した。なお、コンポジットビデオ出力を使わないので、コンポジット用配線は行わなかった。AD725ARZの STND = 0V とするとPAL出力となる。
 DIP変換基板にAD725ARZを取り付けるには、全てのピンとランドにフラックスを塗り、対角の2ピン(例えば1と9ピン)を仮にハンダ付けし、さらにハンダコテでピンを温めながらピンセットで正しいピンの位置になるようにチップの位置を合わせ、その後、残りのピンを半田付けした。
 テレビのSビデオ端子に接続してみると、20行および25行のどちらでもカラー画面で表示できたが、Y信号とC信号で位相が合わず、わずかな色ずれがある。これはブレッドボードでビデオ出力配線の引き回しが悪いためと思われる。一応、カラー25行モードでも表示は可能となったが、ノイズ・配線対策が必要なようだ。
AD725ARZとDIP変換基板 RGB-NTSCエンコーダ回路
80文字25行モード表示画面 RGB-NTSCエンコーダ回路図


グルーガン(ホットメルト) パルスオキシメーター PC8001画面をSビデオ端子で表示