Vol.797 5.Jun.2020

ドローンを飛行させる時の注意 PasoconMiniPC8001(14)〜N-BASICの内部構造 windows10の復元ポイント

D ドローンを飛行させる時の注意

by fjk

 ドローンは2012年にPARROT社のAR.Drone2.0(380g)を入手し(abc642を参照)、LifeTouchで操縦・飛行させていたが、2015年12月10日より通称ドローン規制法(改正航空法)が施行され、それまでは特別な許可なく飛行が可能だったドローン(無人航空機)が、一部のエリアや条件で許可なく飛行する事が禁止になってからは、ほとんど屋外で飛行させることはなくなった。
 しかし、重量200g未満(機体本体の重量とバッテリー の重量の合計)のドローンは「模型航空機」に分類され、操縦には申請・登録不要であることから、飛行しやすくなっている。模型航空機は「無人航空機の飛行に関するルール」は適用されないが、空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要とする規定(第99条の2)や、各地方公共団体の条例(富山県では条例により多くの公園で飛行禁止とされています。5〜30万円の罰金)を守る必要がある。
 さらに、2021年度からドローンの登録義務(当面は200g以上だが)も検討されている

【ドローンの飛行禁止場所】
 ・対象施設の敷地・区域の上空(レッド・ゾーン)
 ・周囲おおむね300mの上空(イエロー・ゾーン)
<小型無人機等禁止法に基づき指定する施設>(※令和元年改正で追加 )
 ・国の重要な施設等、・対象危機管理行政機関及びその庁舎、・対象政党事務所、・対象原子力事業所、・対象外国公館等、・対象防衛関係施設 
<特措法に基づき指定する施設>(※令和元年改正で追加)
 ・大会会場等、・空港
【ドローンの飛行禁止の例外】
下記の場合に限り、小型無人機等の飛行禁止に関する規定は適用されません。
 ・対象施設の管理者又はその同意を得た者による飛行
 ・土地の所有者等が当該土地の上空において行う飛行
 ・土地の所有者の同意を得た者が、同意を得た土地の上空において行う飛行
 ・国又は地方公共団体の業務を実施するために行う飛行
ただし、対象防衛関係施設及び対象空港の敷地又は区域の上空(レッドゾーン)においては、
 ・土地の所有者若しくは占有者が当該土地の上空において行う飛行
 ・国又は地方公共団体の業務を実施するために行う飛行
であっても、対象施設の管理者の同意が必要です。 
【小型無人機等飛行禁止法の規定違反】
 @対象施設の敷地・区域の上空(レッド・ゾーン)で小型無人機等の飛行を行った者
 A小型無人機等飛行禁止法第10条第1項に基づく警察官の命令に違反した者
は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。

★指定施設等の飛行禁止エリアの他、以下の場合、模型飛行機でも承認が必要です。

  1. 夜間飛行
  2. 目視外飛行
  3. 人または物件から30m未満の飛行
  4. イベント上空飛行
  5. 危険物の輸送
  6. 物件投下

★飛行禁止場所を確認するには、「国土地理院(人口集中地域、空港周辺地域)」が便利。

国土地理院(人口集中地域【赤】、空港周辺地域【緑】)の表示例


P PasooconMiniPC8001(14) 〜N-BASICの内部構造

by fjk

 PC8001では遅いBASICの実行速度を速めるためや、プログラムの簡素化のために、BASIC-ROM内プログラムの利用がよく行われました。ただ、プログラムの著作権の問題で、解読したROMの内容を解説本として販売した会社がMicroSoftに訴えられ、敗訴したことも有名です。しかし、速度を要求されるゲームを作る時に、プログラムを全て作るのは大変で、やはりROM内ルーチンの利用は有効で、活用したいところです。また、BASICとマシン語を連動させる場合には、N-BASICの構造の知識も必要です。

【N-BASICの内部構造】
 8000-801Fは割り込みジャンプテーブルになっており、$EB54にプログラム格納メモリのスタート番地が入っており、miniPC8001(32kbRAM)の場合のスタート番地は$8021。ADDRはメモリアドレスで実際のBASIC本体はNEXTからEOLまで。NEXTには次行のアドレス、LINEには行番号、BASICには中間言語形式でBASIC行が格納される。EOLは行末で00H.。
KTST.BASの一部 同じ部分のダンプリスト例

☆ROM内ルーチンの例

アドレス機 能 入 力 出 力 説 明
5FD4 スペース表示 な し (画面へ) 画面にスペースを表示
5FCA CR/LF表示 な し (画面へ) 画面で復帰・改行する
5FB0 1文字表示 Accに文字コード(画面へ) 画面にAccの内容を表示
5ED3 ペアレジスタの比較 HL,DEに比較値 Cy,Z HL=DEならZ=1,HL<DEならCy=1
5EC5 Bin2Hex後表示 Accに文字コード(画面へ) ヘックスデータに変換後画面に表示
5EC0 HLレジスタを表示 HLに値を (画面へ) HLレジスタの値をHEX返還後画面に表示
5EBD メモリの内容を表示 HLにアドレス (画面へ) (HL)の内容をバイナリーで画面表示
5EA0 Hex2Bin DEにHexコード Accにbinデータ DEレジスタのHEXデータをBinに変換しAccへ
5E83 Bin2Hex Accにbinデータ DEにHexデータ AccのBinデータを変換しDEレジスタに
5E38 Hexコードチェック Accにコード Cy Cy=0ならHexコード
0257 1文字出力 Accにコード (画面へ) (カーソルが移動する)
0F7B キー入力チェック なし Cy,Acc Cy=0で入力あり。入力データはAccに
0F75 キー入力 な し Accに文字コード
0CF1 STOPチェック な し Cy Cy=1ならストップキーが押されている
0BEF カーソル表示 な し な し
0BD2 カーソル消去 な し な し
※ 詳細は著作権の問題があるので、さわりのみで、利用は自己責任で・・


R windows10の復元ポイント(restore point)

by fjk

 新しいアプリをインストールした時、システムが正常に動作しなくなる恐れがある。そこで、インストール前に、復元ポイントをセーブしておくと、インストール前に状態に戻すことができる。復元ポイントに関してはabc769でも紹介したが、windows10でさらに詳しく紹介する。

1.復元ポイントの手動設定
@「コントロールパネル/システムとセキュリティ/システム」を選択、または「PCアイコン」を右クリックで「プロパティ」を選択。
A「システムの保護」を選択
B「システムの保護が有効になっているドライブの復元ポイントを今すぐ作成します」で「作成」をクリック。さらに「作成」をクリックすると復元ポイントが作成される。
2.復元ポイントによるシステムの復元
上記、@Aまでは同じ
B システムを復元する場合は、「システムの復元」ボタンをクリックする。
C 復元する復元ポイントの確認(変更)後、復元を実行すると、システムが復元される。
・システムの復元を実行しても、ドキュメントや画像、その他の個人データは影響が無いが、プログラムやドライバーがアンインストールされる可能性がある。

システムとセキュリティ システム システムの保護


ドローンを飛行させる時の注意 PasoconMiniPC8001(14)〜N-BASICの内部構造 windows10の復元ポイント